【ブログ用メモ】無題(5月20日)

 ・昔買ったきり積読になっていた3月のライオンを3巻まで読んだ。桐山の内々にある性格と、川本家の3姉妹に世話になるときの桐山のコントラストが鮮やかで、読んでいてきゅっとなる。気に入っているのは2巻の次女が片思いしている相手にお弁当を渡せないのを桐山と長女が慰めるシーンと、二階堂がテレビ越しに桐山の手を糾弾するシーン。

 

・魔進戦隊キラメイジャーの3話を見た。面白すぎる。プライドのせいでやせ我慢をしてしまうブルー。そんなときにあらわれた魔物が万力をモチーフにした怪物(関係ないですけどここ数年で万力って言葉をザコシショウとか永野が気に入って使い始めてるのなんですかね。そういう人を寄せ付けるパワーが万力にはあるのか?)。そんな万力怪物との戦いの中で、ブルーには頭に万力を嵌められ、怪人に締めて痛めつけられるという序章。

私は今まで戦隊ものとかを通ってきてないのでここで知ったが、どうやら「なにそれ?」は禁句のようだ。

ストーリーの続き。俳優を兼業しているブルーは、時代劇の撮影に万力状態で参加する。さすがに無理があるのでは、ともっともなことをいうレッドに、ブルーは策があるような表情。戦闘シーンの撮影が始まると、ブルーは罠にかかったという設定になっていて、「今は殿はお休みください、私たちが相手いたしますゆえ」と家来たちが戦う。戦闘はしていないものの、万力の締め付けがキツいブルーは汗だらだらになりながら撮影を終え、キャラクターを維持するために颯爽と楽屋へ戻る。

繰り返すが、私は戦隊ものを通ってきていない。だからレンジャーと俳優を兼業することってあるんだとそこから新鮮だし、万力が頭に居ついた状態の殿様がいる時代劇というのも新鮮だ。初めてトム・ブラウンの漫才を見た時のような、俺が今まで見てきたお笑いってなんなのだろうと思わされる経験をしている。

ストーリーの続き。やせがまんも限界のブルーが楽屋でうずくまっているところをレッドたちが見つける。つらいなら辞めてもいいんだよ、というレッドたちにブルーは意地でも撮影を降りようとしないが、ここで再び万力怪人が現れ、出動命令が下る。戦う5人だが、万力状態のブルーは万全のパフォーマンスを出せるわけもなく、足を引っ張ってしまう。そんなブルーを見たレッドが、先ほどの撮影を思い出しブルーに声をかける。「今は殿はお休みください、私たちが相手いたしますゆえ」下がったブルーを除いた4人は一致団結し、見事に万力怪人を撃破、魔法も解けブルーは万力を外すことができましたとさ、めでたしめでたし。そして、エンディングではやせがまんをすることをやめたブルーが、少し照れ臭そうに周りから茶化される、という話。

素直に言うと、「おおー」と思った。レベル1のシベリア少女鉄道みたいな伏線回収だけど、なめてかかって見てたら足元をすくわれた。大人がはまる理由も少しわかる気がした。

 

・今日、ツイッターでは検察庁法についての議論が盛んだった。私の不勉強さゆえに、安倍晋三は権威を利用してこんなに無茶苦茶なことをしていたのか、と思った。そして、「#検察庁法改正に興味ありません」でツイートする人の怖さが顕在化した。昨日今日知ったことで政治を語ろうとするつもりはないが、そこそこ政治について知っている人が安倍晋三を救うためにする意見表明が「興味ありません」なのは無理がある。安倍晋三サイドにももう少し賢い人がいればよかったのにな、と少しかわいそうな気持ちになった。